今月入ってから寒くなってきたのでダウン着るだけでは耐えきれなくなってきて,ついにエアコンにお世話になり始めた師走のある日。
湿度 33 % はちょっと乾燥ぎみで辛い。
そろそろ加湿器出すかー。
気化式加湿器 ボネコ 1359SA について
いつの間にかメーカー廃盤になってたわ。
2008 年から使ってるボネコの気化式加熱器 1359SA を引っ張り出してきたよ。
内部構造
そんなに汚れてなかったけど,カビキラーで軽く洗った。
サイズ判りにくいと思うけど,直径 30 cm ちょいあって結構でかい。
簡単なつくりで掃除も簡単だね。
上に乗ってるだけのフタを外したところ。
フタには電動ファンがついてるよ。
左側が 4 l ほど水を入れられるタンク部で,中に入ってるのは薄水色の発泡スチロールの浮き + 水を吸い上げる加湿マットでできてる加湿ユニット。
水を足すときは,この状態で発泡スチロールにどばどば注ぐのが一番早いね。
コストコとかで 1 ガロンのジュースを買うと,1 US gal = 3.79 l で給水にイイ感じのサイズのポリタンクが手に入るよ。
加湿ユニットを外したところ。
計 40 円は銅イオンパワーを浴びるためのおまじないね。
右に見えてるのは加湿ユニットの底側で,付いてる棒状のナゾの物体が銀イオンで除菌するシルバースティックなるもの。
デロンギ・ジャパン社によると,レジオネラ菌やインフルエンザウイルスの抗菌効率が 99.5 % 以上って公表してる。
なんだけど,けっこうあっという間に効力が疑問になって加湿マットが怪しい雰囲気をかもし出すんだよね。
メーカーは寿命 5〜6 年て言ってるんだけども。
真菌には弱いのかしらん?
スペック
可動部は 16 W の電動ファンだけ,という簡単構造のおかげで電気代は 8.4 円 / 日,最大 24 畳まで対応ですって。
4 l のタンクを満杯にすると,16〜20 時間くらい保つらしいよ。
利点
気化式のいいところは加湿しすぎないところってよく聞くと思うんだけど,それってつまり,動かしっぱなしにしても水がむやみに減らないってことなんだよね。
使ってる感じだと,気密性が高い今どきの鉄筋コンクリートの住宅なら 1 日以上は余裕だね。
あと,ファンの負荷は水量とまったく関係ないので,動作中に水が無くなっても壊れるーの寿命減るーのが皆無なのはいいよね。
欠点
よく言われる気化式の欠点,加湿能力が低いところ。
1359 も換気扇動かすと瞬殺されて湿度落ちるし,人が出入りすると湿度おちるし。
ただ,加湿しすぎると窓や玄関ドアが結露するので,結露してカビ牧場になるくらいなら 1359 だけで頑張るね私なら。
使ってみた
気化式なので素早い加湿力みたいなのは全く無いけど,それでも 2 時間くらいで 60 % 前後に達して,10 畳くらいの部屋をエアコンつけながら維持できる感じ。
メーカーサポートとか
モノとしては,スイス・プラストン社のボネコというブランドのチェコ製加湿器を,デロンギ・ジャパン社が正規代理店として売ってたやつ。
スイスだしチェコだしイタリアだし,もうなにがなんだか。
1359 はもう廃盤品で売ってないんだけれども,補修部品はデロンギオンラインショップでちゃんと扱っててありがたいね。
おわり
シンプル・イズ・ベストの極致って感じのつくり。
ファンのモーターが逝くまでは使えるので,加湿マットを確保しつつ死ぬまでこき使ってやろう。